タイ配車アプリ5選【2026年】料金・決済・シーン別の使い分け
タイではGrab・Bolt・inDrive・MuvMi・CABBの5アプリが主要な選択肢だ。料金相場や決済方法、得意エリアを整理し、空港到着から市内移動まで迷わず使える状態にする。
約7分で読めます / THAILANDVERSE編集部
この記事のポイント
- Boltの料金はGrabより1〜3割安く、バンコク市内移動のコスト削減に有効
- MuvMiは15バーツ〜の電動トゥクトゥクでBTS・MRT駅周辺の近距離移動に最適
- SMS認証が必要なため配車アプリの登録は日本出発前に完了させておく
この記事でわかること
- 主要5アプリの料金相場と決済方法の違い
- 空港・市内・近距離・大人数など場面別の使い分け基準
- 荷物追加料金・高速料金など現地で発生しやすい追加費用
- 日本出発前に済ませるべき登録・認証の具体的な手順
5アプリの基本情報を整理する
タイで使える配車アプリは大きく5種類に分かれる。それぞれの位置づけを先に把握しておくと、以降の比較が理解しやすい。
- Grab:東南アジア8か国展開の最大手。ドライバー数が多く、スワンナプーム空港に専用Pick-up Pointを持つ
- Bolt:バンコクを中心に35都市で展開。Grabより1〜3割安い料金帯が特徴
- inDrive:48か国・1,200都市で使用可能。乗客が希望金額を提示して価格交渉できる仕組みを採用
- MuvMi:電動トゥクトゥクのシェアライド。バンコク限定で15バーツから利用可能
- CABB:ロンドン風の高級タクシーを配車。車内が広く、大人数や荷物の多い移動向き
この5つは料金帯・決済方法・得意エリアがそれぞれ異なるため、1つに絞らず複数入れておくのが現実的だ。
Photo: Evan Krause / Unsplash
料金と決済方法:アプリ別に確認する
Grab:定価制・日本カードで完結
Grabは出発前に料金が確定する定価制を採用している。日本発行のクレジットカードを事前登録でき、現地到着後に両替なしでそのまま使える。スワンナプーム空港には専用のPick-up Pointが設置されており、到着後すぐにドライバーと合流しやすい。また配車だけでなくGrabFoodによる食事デリバリーも同一アプリで利用できる。
- 決済:日本発行クレジットカード対応
- 料金:定価制(交渉なし)
- 強み:郊外・地方都市でもドライバーが見つかりやすい
Bolt:市内移動でコストを下げたい場合の第一候補
Boltの料金はGrabと比較して1〜3割安い傾向がある。クレジットカードとデビットカードの両方に対応しており、キャッシュレスで使える。一方、郊外や人口の少ないエリアではドライバーが見つかりにくい場合があり、そうした場所ではGrabの方がマッチングしやすい。バンコク市内の移動で料金を抑えたいときの選択肢として有効だ。
- 決済:クレジットカード・デビットカード
- 料金:Grabより1〜3割安い
- 展開:バンコクを中心に35都市
- 弱み:郊外・地方都市ではドライバー不足になる場合がある
inDrive:価格交渉型・現金払い中心
inDriveは乗客が希望金額を提示し、ドライバーが受諾または対案を出すという価格交渉型のシステムを採用している。交渉次第でコストを抑えられる可能性がある半面、決済は現金またはPromptPay(タイのローカル送金サービス)が中心であるため、バーツ現金の準備が前提になる。緊急時にボタン一つで警察などに連絡できる安全機能も備えており、単独行動が多い旅行者にとって安心材料になる。
- 決済:現金・PromptPay
- 料金:交渉次第で変動
- 展開:48か国・1,200都市
- 安全機能:緊急連絡ボタンあり
MuvMi:15バーツ〜の近距離特化サービス
MuvMiは電動トゥクトゥクを使ったシェアライドサービスで、15バーツから利用できる。バンコク市内限定のサービスであり、BTSやMRT駅から目的地までの数百メートル〜数キロ程度の「ラストワンマイル」移動に向いている。支払いはアプリ内にチャージしたクレジットカード等で行うため、現金不要で使える。
- 決済:アプリ内チャージ(クレジットカード等)
- 料金:15バーツ〜
- エリア:バンコクのみ
Photo: Alireza Akhlaghi / Unsplash
CABBとLINE MAN:特定ニーズに応える2サービス
CABB:大人数・荷物多めの移動に
CABBはロンドン風の高級タクシーを配車するアプリだ。車内が広いため、子連れ・大人数・スーツケースが複数ある移動に適している。他のアプリより料金は高くなるが、収容力と快適性を優先したい場面での選択肢になる。
LINE MAN:タイで利用できる配車サービスの一つ
LINE MANはタイで利用できる配車アプリの一つであり、タイ在住者を中心に普及している。
シーン別・使い分けの具体的な基準
空港から市内へ
スワンナプーム空港からバンコク市内への移動にはGrabが最も使いやすい。専用のPick-up Pointがあるため到着後の合流がスムーズで、日本のクレジットカードを事前登録しておけばそのまま乗車できる。空港でGrabを使う場合は、アプリ上でPick-up Pointの番号を確認してからドライバーに共有する手順になる。
市内移動でコストを抑えたい
バンコク市内の移動ではBoltが有力な選択肢になる。Grabより1〜3割安い料金でキャッシュレス決済が使えるため、観光や買い物など日中の頻繁な移動に向いている。ただし夜間や郊外ではドライバーが捕まりにくい場合があるため、Grabもバックアップとしてインストールしておくとリスクを下げられる。
駅から目的地まで近距離を移動したい
BTSやMRT駅から目的地まで短距離の移動にはMuvMiを検討する価値がある。15バーツ〜という料金は他のアプリと比べて圧倒的に安く、電動トゥクトゥクなので渋滞の多い路地でも小回りが効く。バンコク市内限定である点だけ注意が必要だ。
荷物が多い・子連れ・大人数
スーツケースが複数ある場合や子連れ・大人数の場合はCABBの広い車内が有利だ。なお一般的な配車アプリを含むタイのタクシーでは、26インチ以上のスーツケース1個につき20バーツ程度、ゴルフバッグなどの特大荷物は1個につき最大100バーツ程度の手荷物追加料金が発生することがある。複数個になる場合は事前に金額を確認しておくと安心だ。
価格を交渉して安くしたい
inDriveは乗客から希望金額を提示できる唯一のアプリだ。交渉が成立すれば割安になる場合がある。決済が現金・PromptPay中心なので、バーツ現金の準備が前提になる。現金払いの際は500バーツや1,000バーツの高額紙幣はお釣りがないと言われることがあるため、100バーツ以下の小額紙幣を手元に用意しておくとよい。
出発前に済ませる登録・認証の手順
配車アプリの登録にはSMS認証が必要なため、日本の電話番号で登録と認証を日本出発前に完了させておくことが強く推奨される。
現地でSIMを差し替えた後では日本番号への認証SMSが届かないケースがあり、使いたい場面で使えなくなるリスクがある。少なくともGrabとBoltは以下の手順を日本で終わらせておく。
- アプリをインストールする
- 日本の電話番号でアカウントを作成し、SMS認証を完了させる
- 日本発行のクレジットカードを登録する
- アプリを一度起動して正常に動作することを確認する
また高速道路を利用する場合、高速料金(約50〜75バーツ程度)は実費となり、ドライバーへの現金払いまたはアプリ決済への合算が必要になる場合がある。Grabなどキャッシュレス派でも少額の現金は持ち歩いておくと対応できる。
まとめ
- 空港・郊外・確実性重視:Grabはドライバーが多く、空港専用Pick-up Pointも完備
- 市内のコスパ重視:Boltはキャッシュレスでかつ1〜3割安い
- 近距離・バンコク限定:MuvMiは15バーツ〜の電動トゥクトゥクシェアライド
- 大人数・荷物多め:CABBの広い車内が適している
- 価格交渉したい:inDriveで希望金額を提示、現金の準備は必須
登録とSMS認証を日本出発前に完了させておくことが、現地で確実に使うための最重要ステップだ。
よくある質問
タイの配車アプリは日本のクレジットカードで支払えますか?
GrabとBoltは日本発行のクレジットカードおよびデビットカードに対応しています。inDriveは現金またはPromptPay(ローカル送金)が中心です。MuvMiはアプリ内チャージ(クレジットカード等)で支払います。
スワンナプーム空港でGrabを使う方法は?
GrabはスワンナプームにPick-up Pointを設けており、アプリで配車を呼んだ後、指定されたPick-up Pointの番号をドライバーと共有して合流します。日本出発前にアプリとクレジットカードの登録を済ませておくと現地でスムーズです。
高速道路を使った場合の料金はどうなりますか?
高速道路の利用料金(約50〜75バーツ程度)は実費となり、ドライバーへの現金払いまたはアプリ決済への合算が必要になる場合があります。キャッシュレスアプリを使う場合も少額の現金を手元に持っておくと安心です。
出典・参考(2026年10月11日 確認)
料金・営業時間・制度は変わることがあります。お出かけ・お手続きの前に公式情報をご確認ください。
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